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  •   スレッド6: DVD/Audio のサンプル音源  
    No.0   24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] スガラボット  2009/12/23 08:53   閲覧数: 1202626
    No.1  [Re: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] kunitan  2009/12/23 11:30
    No.2  [ Re: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] スガラボット  2010/01/06 11:41
    No.3  [Re: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] カフェデTakeFive  2010/02/27 14:29
    No.5  [M2TECH hiFace について] スガラボット  2010/03/02 11:48
    No.6  [Re: M2TECH hiFace について] カフェデTakeFive  2010/03/05 20:47
    No.7  [Re^2: M2TECH hiFace について] カフェデTakeFive  2010/04/04 19:12
    No.8  [Re^3: M2TECH hiFace について] スガラボット  2010/04/06 12:27
    No.9  [Re^4: M2TECH hiFace について] スガラボット  2010/04/09 14:20
    No.10  [Re^5: M2TECH hiFace について] カフェデTakeFive  2010/04/19 20:51
    No.11  [Re^6: M2TECH hiFace について] カフェデTakeFive  2010/07/02 22:18
    No.12  [Re^7: M2TECH hiFace について] スガラボット  2010/07/03 12:22
    No.13  [Upconv について] カフェデTakeFive  2010/07/12 18:53
    No.18  [HUD-mx1について] カフェデTakeFive  2010/07/19 11:10
    No.19  [Re: HUD-mx1について] カフェデTakeFive  2010/07/20 21:41
    No.20  [Re^2: HUD-mx1について] カフェデTakeFive  2010/07/25 21:04
    No.23  [SONYのヘッドホンMDR-SA5000について] カフェデTakeFive  2010/09/06 22:34
    No.24  [Re: SONYのヘッドホンMDR-SA5000について] カフェデTakeFive  2010/10/01 22:51
    No.25  [パナソニック電工 Li-ionバッテリーEZ9L41(14.4V 3.1Ah定格容量)について] カフェデTakeFive  2010/10/11 08:22
    No.26  [Re: パナソニック電工 Li-ionバッテリーEZ9L41(14.4V 3.1Ah定格容量)について] カフェデTakeFive  2010/10/17 15:16
    No.27  [Re^2: パナソニック電工 Li-ionバッテリーEZ9L41(14.4V 3.1Ah定格容量)について] カフェデTakeFive  2010/10/22 19:22
    No.28  [Re^3: パナソニック電工 Li-ionバッテリーEZ9L41(14.4V 3.1Ah定格容量)について] 博美  2016/03/05 15:59
    No.22  [Re: Upconv について] カフェデTakeFive  2010/08/15 21:13
    No.21  [Re^4: M2TECH hiFace について] qilinaabc  2010/07/26 17:16
    No.4  [Re: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] ひろ  2010/03/01 18:50
    No.14  [Re^2: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] nu  2010/07/12 22:31
    No.15  [Re^3: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] スガラボット  2010/07/12 23:21
    No.16  [Re^4: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] nu  2010/07/12 23:59
    No.17  [Re^5: 24bit/96kHz で録音したバイオリンとピアノの演奏 「エルガー: 愛の挨拶」をアップしました] スガラボット  2010/07/13 10:06
    No.29  [Re: HUD-mx1について] イシイ オトワ  2016/11/10 15:49


    ◆ 選択された発言から参照リンクの元親まで遡って順次表示

    スレッド6: DVD/Audio のサンプル音源 ATOM1.0 RSS2.0 RSS1.0 FEEDアイコン
    No.22: Re: Upconv について   [No.13への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/08/15 21:13
    名前: カフェデTakeFive ID:IN2R7XKU

    スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ

    Upconvがバージョンアップされました。
    upconv0.4.0がこちらからダウンロードできます。
    http://hp.vector.co.jp/authors/VA018963/upconv_04x.htm

    >upconv0.4.0は以下の機能に対応しました
    >
    >大きなファイルを分割、結合する機能
    >スピーカー用の調整(実験中)
    >2コア以上のマルチコア対応

    前回、レポートした件は「プリセットファイルが正しく保存されない問題の修正」として対応戴いているようです。
    私が確認した限り、Default表示も消える事はありませんでした。
    演算処理スピードもアップされているようです。
    今回、私が特に気になるupconv0.4.0の追加機能は「スピーカー用の調整(実験中)」です。
    ICレコーダーや、PCのマイクが必要になりますが、スピーカーから出ている周波数特性を測定し、
    そのデータから周波数特性を補正した内容での高域補間を併せて実施してくれる機能の様です。
    詳細はUpconv.txtをご参照下さい。
    うまく使いこなせたら、リスニングルームの欠点をも補った夢のリスニング環境が構築出来そうです。
    但し、実験中との記載もあり、使いこなしには苦労するやも知れません。
    ソフト開発者のコメントも併せて、掲載させて戴きます。

    >この機能は実験中ですので、注意して使用してください(現在は高域がきんきんした感じになってしまいます)。

    これとよく似た機能に対応したソフトがFrieve Audio(v1.19)で、「マイクを使った音響特性の自動測定機能」を持っています。
    また、Frieve Audio のシュアウェア(3,200円)/ Frieve Audio M-Classでは
    「直線位相FIRフィルタにより音響特性を補正する自動音響特性補正機能(M-Classのみ)を持っています。
    こちらもほぼ同様の事ができるのかと私は勝手に推定しますが、
    従来、グライコを使って自らが聴き比べしながら、手探りで行っていたオーディオルームの音響特性補正が
    自動でしかも高域補間を含めた形で達成できるとは凄い時代を迎えたものだなと驚いています。

    ただ、今の所、私は早く自分なりのオリジナルの高域補間モードを決定し、それに基づいてCD名盤の高域補間を本格的に始めるのが先決かと考えています。

    少し、話は変わりますが、
    CDが売り出され、CDの音質が決して良くないと気付いた時点からこの高域補間は様々な取り組みがなされて来たようです。
    その最終形として、私はビクターが開発したエクステンドK2プロセシング(略称EX-K2)を高く評価していますし、今後もこの技術は生き残ると確信しています。
    詳細はMJ2008年7月号「帯域拡張技術」の変遷(P84~93)でも紹介されています。
    超音波成分を加算するのが目的でなく帯域制限前のアナログ信号に近づける演算処理をしたら、結果として超音波成分が付加されると云う仕組みだそうです。
    なんと失われた高域スペクトラムの復元率は90%以上との事でこれはかなり期待が持てます。
    ビクターの製品ではXP-DA999,XL-Z999EX,XV-D9000等にこの技術が導入されたと報告されています。
    実はこのEX-K2の技術を導入したDAコンバーターが最近になって他社からも発売されています。
    フェーズテックHD-7A(定価273,000円)です。MJ2010年4月号(P6~9)にその解説記事が掲載されています。
    エクステンドK2 Ver.2プロセッサーJCV8009が採用され、44.1kHzや48kHzの16ビットデータを4倍にアップサンプリングして帯域拡張やビット拡張を行うそうです。
    モードスイッチでOFF/K2(帯域拡張)16ビット/K2(帯域拡張)20ビットの3段階に切り替えられるそうです。
    K2モードを選択すると、「CDからSACDのような臨場感あふれる迫真サウンドが再生されるのだ。」とライター柴崎氏の高い評価が記されています。
    私も高音質音源が手軽に入手出来ない現状を打破する技術商品ではないかととても魅力を感じましたが、
    ジッターレス伝送に力を入れたためかUSB入力もOPTICAL入力も96kHz24bitまでの対応としかなっておらず、今回は断念しました。
    Upconvのような微調整は出来ませんが、気軽にしかも本格的な「帯域拡張技術」の恩恵を楽しめる製品として私は今後も注目したいと思います。

    先日、ミュージックバードからPCMデジタル放送サービス中止の案内が届きました。
    2011年7月31日でサービスが停止するそうです。
    色々と理由はあるようですが、契約者の減少に歯止めがかからない事も一因のようです。
    時代の流れでしょうか。致し方ありません。
    ミュージックバードの音質向上の為、私はDAコンバーターの導入をしたり、光ケーブルを交換したりしました。
    最新の音楽情報を入手出来る高音質デジタル放送システムとしていつも期待していただけに残念です。
    あと1年ですが、ミュージックバードの放送をしっかり楽しみたいと思っています。

    次回はSONYのヘッドホンMDR-SA5000のレポートをさせて戴きます。
    SACD再生を意識して開発されたSONYの意欲作ですが、ほぼ3週間ほど使用しました。

    またまた、長文・駄文のiPodオヤジでした。
    では、また。
    No.13: Upconv について   [No.12への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/07/12 18:53
    名前: カフェデTakeFive ID:wo8UTT5M

    スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ

    UPConvソフトについて、概要は前回ご紹介しました。
    今回はその補足説明です。
    私もまだ十分に使いこなせてなくて、不確かなことが多いのですが。
    今は最新のUpconv033.lzhが入手出来ます。
    このソフトで出来る事を理解するためには、まず入手サイトの解説記事をよくご確認下さい。
    また、ソフトに付属しているUpconv.txtは必ず一読される事をお勧めします。
    私はプリントアウトしました。

    (1)高域補間しないでアップダウンコンバート、bit拡張のみする場合

    スガラボットさんからご提供戴いたソフト等は高域補間が必要ないので、

    hfe:高域の補間モードはCutoff(hfa0)を
    出力モードはNoise shaping
    音量維持をクリック

    詳細の項目で
    ビット拡張用の調整(ABE)はクリック
    出力モード ディザレベルは「2」←ソフト開発者推奨

    私はこのセッティングでご提供戴いた96kHz24Bitソフトを44.1kHz16Bitに変換しました。
    CD音源から16bit→24bitの際はビット拡張用の調整(ABE)をクリックするのは有効ですが、
    逆の24bit→16bitの場合にビット拡張用の調整(ABE)をクリックするのが適切かどうかちょっと自信はありません。

    (2)高域補間モードを使用する場合
    UPConvでは3種類の高域補間モードが用意されています。
    私はまだOvertone EX(hfa3)しか試していませんが、
    このモードは処理時間がものすごく遅くなります。4倍以上かかり、CD1枚が私のPCでは約一晩かかります。
    この処理の間、CPU使用率はほぼ100%を維持し95%を下回る事はまずありません。
    ノートパソコンの場合、この季節サーマルシャットダウンが心配となります。
    私は扇風機の風をパソコン底部に当ててCPU部の冷却をしています。これはかなり効果的です。
    また、パラメーターは多岐に渡り、設定には正直云ってかなり迷います。
    そんなこんなで私もまだ自分好みのパラメーターを掴めていません。
    ソフト開発者が推奨するモード、あるいは検証や効果確認に使われたと思われるモードが
    Hfa2/3オプションのDefault,Preset02,03,04にプリセットデータとして登録されています。
    が、ソフトの操作や再立ち上げ等で消え、Defaultの表示もなくなり、Preset01~10まで違う別のデータに置き換わってしまいます。
    インストール後、即タイトル横の保存ボタンを押しても駄目でした。
    2台目のwindows7パソコンにこのソフトをインストールした際にこの事に気付きました。
    連絡済ですので次回バージョンアップ時にはあるいは対応されるかと思います。
    もしデータが消えてしまったら、下記のデータを自分でプリセットしてみて下さい。(Default→Preset01に替わります)
    Defaultが軽めの処理設定で、Preset03が全てのパラメーターを駆使した設定となっています。
    まずはこのプリセットされたパラメーターでの設定をトライし、試聴を繰り返し自分なりのオリジナル設定を決められると良いのではないかと思います。
    勿論、最初から自分なりのオリジナル設定をトライするのも何ら差し支えありません。

    Upconv詳細
    Hfa2/3オプション

    Default  Sig1 Off / avgLineNx=3 / Sig1 Phase=-18 / Sig2 On / Sig2 Phase=-16 / ノイズブレンド=30%
    Preset02 Sig1 On / avgLineNx=4 / Sig1 Phase=-8   / Sig2 On / Sig2 Phase=-6 / ノイズブレンド=0%
    Preset03 Sig1 On / avgLineNx=8 / Sig1 Phase=-20 / Sig2 On / Sig2 Phase=-12 / ノイズブレンド=30%
    Preset04 Sig1 On / avgLineNx=5 / Sig1 Phase=0   / Sig2 On / Sig2 Phase=0 / ノイズブレンド=0%


    登録データが消えた場合、全てのデータが下記の表示になります。
    Preset01~10

    Preset01 Sig1 On / avgLineNx=4 / Sig1 Phase=-16 / Sig2 On / Sig2 Phase=-10 / ノイズブレンド=0%

    高域補間モードを使用する一例ですが、
    CDからの44.1kHz16BitWAVデータから高域補間した96kHz24BitWAVデータを作る場合は
    hfe:高域の補間モードはOvertone EX(hfa3)を
    出力モードはNoise shaping
    音量維持をクリック
    hfc=20000を入力。 これで高域20000Hz以上がカットされ、ここから上を高域補間します。

    詳細の項目で
    ビット拡張用の調整(ABE)はクリック
    出力モード ディザレベルは「2」←ソフト開発者推奨

    Upconv詳細
    Hfa2/3オプション

    上記、4点から選択、あるいは自分のオリジナル設定を入力してみて下さい。

    これで「開始」ボタンを押せば、ソフトがスタートし演算処理後に高音質音源が出来上がります。

    高域補間された音はチリチリ、シャリシャリと高音がきつく目立つのではないかと思われるかも知れませんが、
    概して逆に芯はあるもののしっとりとした柔らかな高音となり、実に聴きやすくなります。
    特にシンバルの音が柔らか且つ自然になりとても聴きやすいのです。
    ボーカルの子音も同様の傾向が見られ、トータル的に高域補間した音はオリジナルCDを凌ぐと私は感じています。
    アップサンプリング+ビット拡張+高域補間の3点セットが理想ですが、
    iPod用にはアップサンプリング+高域補間の2点セットで私は試しています。
    44.1kHz16BitWAV→48kHz16BitWAV+高域補間、これだけでも随分とグレードアップすると私は感じています。
    なかには整数倍アップサンプリングに拘り、CD音源を176.4KHz/24Bitに変換して、SACDは不要と言いたい位の音質と絶賛されている方もおられます。
    また、私はまだトライしていませんが、変換処理速度が更に遅くなるのもいとわず「オーバーサンプリング」処理を導入して変換時の精度向上を目指している方など様々ですね。
    実に奥が深いソフトで今後のバージョンアップが楽しみですが、私もうまく利用させて戴き、CD音源をUpconv処理した高音質音源を楽しんでいきたいと願っています。

    実は今日、Audinst HUD-mx1(Hi-Fi USB Audio DAC & Headphone Amplifier)を入手しました。
    USB3.0対応DAC機器の発売はまだまだですが、M2TECH hiFaceを使わないで、安定した高音質音源の再生を楽しみたいと考えての事です。
    結果は大変、満足しています。
    私のシステムではなんと192kHz/24BitWAV音源も再生出来ました。
    カタログスペックはMAX 96kHz/24Bitと記載されているので、これはとても嬉しい誤算です。
    次回はこのAudinst HUD-mx1の使用レポートを報告させて戴きます。

    またまた、長文・駄文のiPodオヤジでした。
    では、また。
    No.12: Re^7: M2TECH hiFace について   [No.11への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/07/03 12:22
    名前: スガラボット◆60qPJWJ4hA ID:.MbvFSqc メールを送信する
    参照: http://vmorita.com/bbs/audio/forum.shtml

    カフェデTakeFive さん、こんにちは。

    > ちなみに、今回ご提供戴いた96KHz/24Bit音源を192KHz/24Bitにアップサンプリングして確認しましたが、全く問題ありませんでした。

    いつも詳細な報告をありがとうございます。また、僕がアップした音源をお楽しみ頂いているようで嬉しいです。この「愛の挨拶」のアルバム全曲版、その他 24/96 の音源がいくつかありますので、僕のホームページのメールフォームからカフェでさんの名前で送り先等書いて頂ければ、僕が録音した音源をWAV形式ででDVDに焼いてお送りしますよ。

    また、楽しい記事を投稿頂ければ嬉しいです。スガラボット

    No.11: Re^6: M2TECH hiFace について   [No.10への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/07/02 22:18
    名前: カフェデTakeFive ID:8cgvV4e6

    スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ

    お久しぶりです。
    M2TECH hiFace の最終レポートです。
    前回、M2TECH hiFace でいくつかの課題提起をさせて戴きましたが、現在判明した事を御報告します。

    (1)192KHz/24Bitのソフトを再生をすると、明らかにスペアナの表示が不自然となる。
    これは音楽ソフト自体が、そのようなピークを持っていると判明しました。
    Sound Player Lilith以外の音楽ソフトFrieve Audioで再生しても同様のピークがありました。
    今回の盛り上がりのセンター値は47.5KHzと95KHzになります。
    オリジナル音源はアナログ記録で、それをデジタル192KHz/24Bitにしているソフトです。
    ちなみに、今回ご提供戴いた96KHz/24Bit音源を192KHz/24Bitにアップサンプリングして確認しましたが、全く問題ありませんでした。
    既にソフト販売会社に詳細を説明し、原因の調査を戴く旨の回答を戴きました。
    追って、詳細を御報告できると思います。(回答を待ってからの投稿を考えていましたが、どうも解析に時間を要しているようです。)

    96KHz/24Bit音源に切り替えて再生した場合などDAコンバーターのセレクター切替だけで復帰しなくなる件は、
    スガラボットさんが指摘された「S/PDIF の規格である IEC60958-3 Ed.3 2006 May に準拠していないこと」に起因していると思われます。
    DAコンバーターのセレクター切替だけで復帰しない時は、その音楽ソフトを閉じ、再度立ち上げれば復帰します。
    PCの再起動までは不要ですから、慣れればそれ程苦にはなりませんが、だからと云ってこれをメインに据える気にはなりません。

    (2)破綻した際のバツ音が許容出来ない。
    この件はM2TECH hiFace + foobar2000でも発生したことがあり、M2TECH hiFaceのハードかドライバーソフトに起因していると思われます。
    あるいは私が使用しているPC(Windows XP)の処理能力が足らないのかも知れません。
    何故発生するのか、回避策はどうすればいいのかがはっきりしない限り、私としてはこの事からもメインに据える気にはなりません。

    (3)音質もベストとは言い難い。
    この主原因は電源をPCのUSBに頼っている処に起因しているからだと私は推定判断しています。
    依って、これも改善は期待できないのではないかと思います。

    何ら問題なく使用され満足されている方もおられる訳ですが、うまく使いこなすことが出来ないのは私の知識、能力不足もあるのでしょうね。
    悔しいですが、致し方ありません。
    以上でM2TECH hiFace の最終レポートとさせて戴きます。

    その後の取り組みについて
    USB3.0対応機器が出揃うまで、AC200V電源を導入しながら待とうかと考えていましたが、トラブルに見舞われたり、別のアプローチを始めている昨今です。

    (1)SHM-CDのリッピングでSHM-CDが破損
    新品のWindows7パソコンの40倍速ドライブでSHM-CDをリッピングをした処、見事にSHM-CDが破損しました。
    大型電解コンデンサーが暴爆したような物凄い音がして、一瞬の内にドライブ内部で砕け散りました。
    粉々に砕けた散った破片はまさにガラスの様で、とても樹脂の感じではありませんでした。
    実はこのSHM-CDが破損を誘起する理由がありました。
    装着前に既に円盤中央に僅かなクラックが発生していました。
    XPノートパソコンの18倍速ドライブではうまくリッピングできたので次も大丈夫だろうと思ったのが間違いでした。
    SHM-CDは通常の素材とは異なるポリカーボネイト樹脂系を使用とありますが、私は通常のCDとはかなり違いを感じました。
    写真を撮って、提示してもいいですが、こちらにも落ち度がある事なので止めておきます。
    ただ何故、最初のクラックが発生したかは定かでありませんが、レンタルCDでした。
    受け取り時点でクラックを見つけ、上記の2台のパソコンの内、一台で破損した次第です。
    今後はクラックを見つけたら、即返品します。当面、40倍速ドライブでのSHM-CDリッピングを止めました。
    最近、音質重視でガラスCDやクリスタルCDが売り出されているそうですが、私にはこんなCDを買う人の気が知れません。
    結果的に被害は甚大でドライブは壊れませんでしたが、パソコンのHDDが不調となり修理する羽目になりました。
    何ともお恥ずかしいお話しですね。
    皆様も高速ドライブでのSHM-CDリッピングには十分に御注意下さい。
    SHM-CDの割れについてはこんな記事もありますね。ご参考までに。

    http://shyouteikin.seesaa.net/article/105474245.html

    (2)UPConvソフトの魅力に嵌っています。
    スガラポットさんからご提供戴いた音楽ソフトをiPodでも楽しみたいと考え、ダウンコンバートするソフトを捜していて見つけました。
    そんな中、CD音源をアップコンバート、ビット拡張するばかりでなく、失われた高域をも補間するソフトで音楽を愉しんでおられる方がいることを知りました。
    幾つかあるそのようなソフトの中でUPConvソフトは実に自然な補正カーブを描き、音もとても魅力的なのです。
    私たちがどんなに頑張った所で、全ての名盤CDがSACDや192KHz/24Bit音源や96KHz/24Bit音源等の高音質音源として手にする事は不可能かと思っていました。
    が、このソフトは高域補間をも達成しつつ、CD以上の高音質音源を誰でも手にする事が可能なソフトです。
    「オリジナル音源に高域ノイズを付加するだけで、それが何故高音質か?」と批判される方もあるいはおられるかも知れません。
    でも一度トライしてみて下さい。必ず魅了されることでしょう。
    私はiPod用に48KHz/16Bit+高域補間で楽しんでいます。概ね柔らかな高域にはっとさせられます。24kHzまで高域が伸びています。
    自宅では192KHz/24Bitや96KHz/24Bit+高域補間で楽しんでいます。それぞれ高域が96Khz,48khzまで伸びています。
    少なくとも音楽性がスポイルされる事は決してありません。

    このソフト作者の紹介記事です。(原文のままです)
    このソフトは Wave ファイルのサンプリングレートやビット数の変換を行うソフトです。
    音声ファイルのアップサンプリングとダウンサンプリングに対応しています。
    失われた高域の補間もできます。
    CDからリッピングしたWaveファイルを32KHz、48KHz、88.2KHz、96KHz、176KHz、192KHzに変換できます。
    44.1KHzのファイルを96KHzに変換するような非整数倍のサンプリングレートへの変換もできます。

    現在、こちらのサイトから、最新のUpconv033.lzhが入手できます。

    http://hp.vector.co.jp/authors/VA018963/upconv_03x.htm

    そして、私はシステム全体の広帯域化は音楽ソフトだけでなく、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー全てに必要なのではないかと思っています。
    まだまだ、やることは一杯あるんだと感じています。

    またまた、長文・駄文のiPodオヤジでした。
    では、また。
    No.10: Re^5: M2TECH hiFace について   [No.9への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/04/19 20:51
    名前: カフェデTakeFive ID:yVW19NVE

    スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ

    お久しぶりです。
    前回のレポートでファイナルにと思っていましたが、その後、色々と考え感じることがありましたので、その続編です。

    >HiFace の再生を初めて見てビックリ!!!!。 ンン?、が違うのです。
    >HiFace の音は少し作ったような鋭い音がします。

    スガラボットさんは確かな耳を持っておられるようで、最初から直ぐに疑問を感じられたようですが、
    私も遅ればせながら最近になってHiFace+カーネル・ストリーミングモードのサウンド等に疑問が生じています。
    私の場合、音楽プレーヤーはSound Player Lilithをメインで聴くようになりました。
    foobar2000のワイドレンジで爽やかなサウンドも魅力ですが、私には倍音と余韻の美しいSound Player Lilithが落ち着いて音楽が聴けます。
    音楽プレーヤーの違いはありますが、私の感じているHiFace+カーネル・ストリーミングモード時のSound Player Lilith再生での疑問は

    (1)192KHz/24Bitのソフトを再生をすると、明らかにスペアナの表示が不自然となる。
      (Sound Player Lilith はヒデキ さん製作の「MUSC」という名前のフェイス使用.Project9kさんのサイトから入手できます。) 
      また続けて、96KHz/24BitやCDの44.1KHz/16Bitを再生してもDAコンバーターの表示が192KHzから切り替わらない。
      音は問題なく出るのですが、DAコンバーターのセレクター切替だけでは復帰しなくなるのです。
      こうなると、どの機器、どのソフトにどんな問題があるのか見当もつかず、当然のことながら解決の目処もなく、
    この環境下での音楽鑑賞が正直云って全く面白くありません。
          
    (2)破綻した際のバツ音が許容出来ない。
      CPUの負担が大きい場合などでしょうか、ごく希ですが、バツ音が出ます。
      これは興醒めですし、SPのツイーターを破損しないかと心配になります。
      調整で何とか逃げていますが、不安を感じながら音楽を聴くのはやはり避けたくなります。 
      Sound Player Lilith+出力デバイス「ASIO(Projects9k)」,「ASIO4ALL v2」でもブツ音程度は出ますが、
      その程度は軽く、調整追い込みでほぼ出なくなっています。

    (3)音質もベストとは言い難い。
      何度も比較試聴して、これはあくまでも私の個人的感想ですが、
    ONKYO ND-S1では(ご指摘のように以前の報告では品番記入ミスがありました。お詫びし訂正します。)
      96KHz/24Bit,192KHz/24Bit再生は出来ないのですが、それでも
      ND-S1+AY電子ND-S1(オンキョー)専用アナログ電源+Sound Player Lilith+出力デバイス「ASIO(Projects9k)」 「ASIO4ALL v2」のサウンドがベストです。
      信じられないかも知れませんが、
    CD音源44.1kHz16Bit.WAV再生での比較だけでなく、
    ご提供戴いたバイオリンとピアノの演奏音源再生96KHz/24Bit.WAVでも
      KRIPTON HQM 高品位音楽データ96KHz/24Bit.WAV,192KHz/24Bit.WAVのソフト再生をした場合でも、
    つまりDAコンバーターへは48KHz/44.1kHzにダウンコンバートされたデジタル信号しか行かない不利な状況下にあっても
      ND-S1+AY電子ND-S1(オンキョー)専用アナログ電源+Sound Player Lilith+出力デバイスが「ASIO(Projects9k)」 「ASIO4ALL v2」
      の音の方が良いのです。たぶん、個人差はあると思いますので、絶対とは申しません。
      どのように良いかと一言で云えば、「一番バイオリンがうるさくなく、ボリュームを上げられる音、そしていつまでも聴いていたい音」なのです。  
      
    本来、いい音を求めて96KHz/24Bit,192KHz/24Bit音源再生の環境を構築したのに48KHz/44.1KHz再生の環境の方が音が良いとなれば、一体何をしているか解りませんよね。
    一旦原点に戻って見直しを図る方が良さそうだと今は感じています。
    USBオーディオは不完全なことも多く、まだまだ発展途上の技術なのだと私は思います。
    私の結論はUSB3.0対応機器が出揃うのを待つのが一番ではないかと思います。
    それまではND-S1+AY電子ND-S1(オンキョー)専用アナログ電源をメインに据えて、48KHz/44.1KHz無圧縮WAV再生中心でのUSBオーディオを楽しむ事にします。
    640GBの外付けUSBハードディスクに1000枚のCDの44.1KHz/16Bit.WAVをリッピングし、160GBのiPod Classicにその内から300枚のCDを同期させて取り込む予定です。
    今慌てて、USBオーディオ環境を試行錯誤するのは無駄が多いように私は思えてきました。
    仮に良い結果が出ても、USB3.0機器が出揃ったらまた再構築しなくてはなりません。
    私はそれまではCDレンタルで音源を確保し音楽を楽しみつつ、少しづつKRIPTON HQM 高品位音楽データなども購入しながら
    USBオーディオとは別に、オーディオシステムの音質改善策を手掛けようかと考えています。

    >前の発言でHSM-CDの音質の話しが出てきましたが、
    >リッピングしてPCにデータとして取り込んでから再生する場合は、
    >読み込み時のデータエラーが起きていない限り通常のCDをリッピングするのと理論的には違いはありませんね。
    >CDプレーヤで再生する場合は、SHM-CDだと光ピックアップの読み込み精度が上がるため再生クロックのジッタ低減、
    >エラー訂正やサーボ系制御に要する電流変化に起因する雑音低減等の効果によって音質向上は確かに期待出来ますけれど…。
     
    私がHSM-CD等の高音質CDにこだわっているのは、実に単純でして
    HSM-CDはリマスターされていて音がいい、(概ね、出力レベルも高いが、リッピングした後レベルを同じにして比較試聴してもHSM-CDの音は良い)
    評判の高い作品がHSM-CDとして売り出されていて当たり外れが少ない、
    CDレンタルの値段は変わらない、等の理由です。
    ディスクの材質の差がリッピングしてからも音質に影響する事はあまり期待していませんでした。

    >DSD による SACD が最近静かに浸透してきて、DVD/Audio フォーマットの PCM は完全に消失状態ですが、

    ただ、私はSACDには関心がありません。VHSの際のS-VHSと酷似しています。
    それを高音質のままでリッピングが出来る環境を構築してまで取り組むつもりもありません。
    今後出される音楽CDが全てハイブリッドやSACDに完全移行になるのなら考えてもいいですが、大半はやはりCDのままですから
    次のステージはSACDではなく、またDSDでもなく96KHz/24Bit.WAV,192KHz/24Bit.WAV音源だけで私は考えたいです。
    記録を目的とするプロの方々は勿論DSDを導入して、高音質で記録を残すことに有効活用されればいいと思いますが、
    CD,SACD,DSD等の規格の乱立は市場が混乱するだけの様な気がします。
    AVの世界では、既にブルーレイ音楽ソフトも出ているようが、96KHz/24Bit.WAVだそうですね。
    DSDに映像が付加できるのであればまだ生き残る道もあるかも知れませんが、
    オーディオソフトとして生き残るのはかなり難しいのではないかと私は思います。

    さて、それで私は次のアプローチとして、AC200V電源導入とダウントランス購入を計画しようと思っています。
    デジタル機器でもアナログ部分はありますから、電源強化は必要だと思いますし、その効果は高いと思っています。
    今回のアプローチで電源強化が高音質を得るとても大切な要素と認識した為でもあります。

    実はMJ5月号P130 MJレポートには金田DC録音をCD化する計画の五島昭彦氏がM2TECH hiFaceを取り上げてレポートされています。
    ノートパソコン レッツノート+M2TECH hiFace+金田式DAC(No.206 2010年2月号発表)
    と最新のDC録音音源の再生で、このM2TECH hiFaceを絶賛されています。(残念ながら音楽ソフト等の記載はなし)
    96KHz/24Bit,192KHz/24Bitのどちらの音源でも問題なく再生し、使用感も良好、極めて高音質とレポートされています。
    ご参考までに。
    スガラポットさんの取組経過でまた変化があればお知らせ下さい。

    またまた、長文・駄文のiPodオヤジでした。
    No.9: Re^4: M2TECH hiFace について   [No.8への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/04/09 14:20
    名前: スガラボット ID:PZf1ElmM メールを送信する
    参照: http://vmorita.com/bbs/audio/forum.shtml

    M2TECH hiFace + ElectrArt製SDRAM_DAI + 金田式改造DAC で 24bit/96kHz のソースが聞けないと言うことでこの構成は暫くお蔵入りになっていたのですが、それでは 16bit/44.1kHz の CD ソースと同じソースなら速度変換が必要ないので大丈夫なのではと改めて思い直したのです。それで、今日 HiFace を使ったの以上の構成と ElectrAtr の USB AUDIO + ElectrArt製SDRAM_DAI + 金田式改造DAC で 16/44.1 のソースを比較試聴してみました。

    エレアトさんの USB AUDIO は エレアト特性ドライバ (バルク・ストリーミングモード) + エレアトさん特性プレーヤ (PlayAudio.exe)、M2TECH HiFace はお勧め通り カーネルストリーミングモードのドライバ + foobar プレーヤです。

    この構成では、どちらの USB インタフェースを用いてもクロックはどちらも PLL 無しのジッタフリー水晶発振 (最終的にはElectrArt製SDRAM_DAIの発振器) + 同じ金田式 DAC ですから、デジタルソースのオーディオデータが同じであれば理論的には同じ音がする筈、と思って HiFace の再生を初めて見てビックリ!!!!。 ンン?、が違うのです。 HiFace の音は少し作ったような鋭い音がします。これに比べて エレアトさん USB AUDIO はいつものしっとり落ち着いた音で安心して聴いていられます。

    思い当たるのは カーネル・ストリーミングモードというのが 出力フォーマットは 44.1kHz で 32bit 設定になっている点ですね。それでこれを 16bit にして見たのですが、やはり違う。カーネル・ストリーミングモードって中身を弄っているんじゃないの???

    また、分からないことが増えた デジタルオーディオでした。スガラボット

    No.8: Re^3: M2TECH hiFace について   [No.7への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/04/06 12:27
    名前: スガラボット◆60qPJWJ4hA ID:YDJdmMkY メールを送信する
    参照: http://vmorita.com/bbs/audio/forum.shtml

    カフェデTakeFiveさん、USBオーディオに関心のある皆さま、

    カフェデTakeFiveさんから、iPod/iTune、オンキョーのND-S1(カフェデさんはHD-S1と書かれていますが間違いですよね?)、PCのプレーヤソフト、Audio出力のドライバの差などについて随分詳しいレポートを頂きました。有り難うございます。

    >  カーネルストリーミングモード再生のfoobar2000,Sound Player Lilithは申し分なく、WMP,iTunesとは格の違いを感じてしまいます。

    Windows附属のAudioドライバはPC画面で音量調節が出来るようになっています。ということはCPUがWAVファイルのデータを操作している訳で、これは即ち原音再生ではないということですね。 そこでプロ用オーディオ機器などではCPUが勝手にAudioデータの中身を操作しないASIOドライバが好んで用いられるようになりました。 カーネルストリーミングモードというのもこれと同じような発想だと思います。

    この様にドライバを変えれば当然音は変わります。ただカフェデさんの前の発言でHSM-CDの音質の話しが出てきましたが、リッピングしてPCにデータとして取り込んでから再生する場合は、読み込み時のデータエラーが起きていない限り通常のCDをリッピングするのと理論的には違いはありませんね。CDプレーヤで再生する場合は、SHM-CDだと光ピックアップの読み込み精度が上がるため再生クロックのジッタ低減、エラー訂正やサーボ系制御に要する電流変化に起因する雑音低減等の効果によって音質向上は確かに期待出来ますけれど…。 これは以前リッピングした音楽データをCD-Rに焼くとき、CDプレーヤで再生するとどのブランドCD-Rが音がいいか議論されたのに通じる話ですね。

    今のところ僕のM2TECH hiFace + ElectrArt製SDRAM_DAI + 金田式改造DACでは、24/96等のWAVファイルが再生できないので、先月やっとElectrArt さんの USB Audio基板を購入しました。実はこれでなくても以前使っていたEdirol の UR-80(2496対応録音再生用ミキサ) というオーディオ・インタフェースを引っ張り出してくれば、S/PDIFに2496データを出力できるので 僕の金田式改造DACでも再生は出来ていたのです。UR-80にはASIOドライバが使えましたから、今回のエレアトさんによるUSB Audioのバルクモードによる専用ドライバと遜色ない再生が出来ます。でもよりコンパクトに使えるのとDSDによる録音モードが魅力です。まだ、このADCに僕のマイクを接続するインタフェースは製作していませんが、この装置によって新しく拡がる DSD/2,8MHz-5.6MHz の音が、PCM24bit/96-192kHzの音とどう違うか楽しみです。

    DSD による SACD が最近静かに浸透してきて、DVD/Audio フォーマットの PCM は完全に消失状態ですが、実はアマチュアが扱える DSD は録音機では KORG の MR-1/MR-1000 がありますが、編集ソフトなどは皆無に近いのです。それで殆どの場合、せっかく DSD で録音しても PCM の 24bit/88.1kHz-176.2kHz に変換して編集されることが多いようですね。この辺を含めて、進展があったらまた報告させて頂きます。

    No.7: Re^2: M2TECH hiFace について   [No.6への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/04/04 19:12
    名前: カフェデTakeFive ID:QzveqZGA

    スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ

    先般、M2TECH hiFace + foobar2000で24Bit/94kHz.WAVサウンドを再生し、
    直接そのデジタル出力をD/Aコンバーター(SV-192S)に入れて楽しむ環境が整った報告をさせて戴きました。
    その後、更に幾らかの変遷がありましたので御報告します。
    1.音楽プレーヤーSound Player Lilith の追加とカーネルストリーミングモード再生の導入
     Sound Player Lilithは国産音楽ソフトとして音も良く評判のソフトです。
     本サイトからのダウンロードはウィルスバスターが警告を発するので断念し、別サイトでVer0.991をダウンロードした後に
     ソフトの設定-その他-オンラインアップデートでVer0.992Test Releaceに上げました。
     音の良いカーネルストリーミングモード再生に必要なソフトとしては、foobar2000導入の際、「foo_out_ks.dll」も併せてインストールしました。
     カーネルストリーミングモード再生のfoobar2000,Sound Player Lilithは申し分なく、WMP,iTunesとは格の違いを感じてしまいます。
    参考までに私のパソコンでの環境設定です。
     
     (1)Sound Player Lilithのサウンド出力設定
      再生バッファーサイズ(ms): 500ms(下げれば音が良くなるがエラーが出やすいのでここで妥協)
      出力デバイス:       DirectSound HIFACE Kernel Streaming
    出力ビット深度:      必ず32Bit(float) 別の所を選択すると24Bitが全て16Bit再生されます。
      出力ビット深度の件は作者の説明で納得しました。どちらかに該当しているのでしょう。
      ただ、私のパソコンはXP_SP2なので腑に落ちない部分もありますが。
    ------------------------------------------------------------------------------------------
     <Sound Player Lilith 作者の取説より抜粋>
      ※ 24bit以上を選択するには、お使いの環境(OS・ドライバ・ハードウェア等)が指定のビット深度に対応している必要があります。
      例えば、Windows95~WindowsMeに多いVxDドライバはDirectSound経由での24bit以上の再生ができないため、16bit以下しか選択できません。

      ※ Windows2000(SPなし、SP1、SP2)ではミキサーのバグにより、24bit(int)ないし32bit(int)で再生しても16bitに落とされてしまうようです。
      この場合、32bit(float)を選択することで24bit(int)に近い精度での再生が可能になります。
      SP3以降とWindowsXPではこの不具合が解消されています。
      マイクロソフト サポート技術情報 - JP308883 Kmixer が 24 ビットまたは 32 ビットのオーディオの上位 16 ビットのみを再生する
    --------------------------------------------------------------------------------------------
    (2)foobar2000のサウンド出力設定
      Buffer Length: 500ms(下げれば音が良くなるがエラーが出やすいのでここで妥協)
      Output Device:      KS HIFACE Kernel Streaming
    Output data format:   32Bit

     foobar2000,Sound Player Lilith共にカーネルストリーミングモード再生での音の良さが冴え渡ります。
     残念ながら、WMP,iTunesを聴く機会が激減しました。
     個人的には音色が優しく潤いのあるSound Player Lilithを使用する機会が増えました。
     音量を上げてもうるさくなく、倍音と余韻をうまく再生してくれる真空管アンプのようなサウンドのイメージがあります。
     公開戴いた音源でバイオリンの音色を聴くとその辺りの違いが良く解ります。
    そんな訳で現在は24Bit/94kHz.WAVサウンドの再生はM2TECH hiFace +この二つの音楽プレーヤーを使い分けています。

     ただCDからリッピングした16Bit/44.1kHz.WAVサウンドの場合は、
     ONKYOのDIGITAL MEDIA TRANSPORT HD-S1+AY電子ND-S1(オンキョー)専用アナログ電源で楽しんでいます。
     やはり、この組合せの音が一番良くまた楽しめます。
     D/Aコンバーター(SV-192S)にはUSB入力もありますが、何故かHD-S1を経由した方が音が良いのです。
     音質向上を目指してASIO4ALLをインストールしてからは、
     Sound Player Lilithは出力デバイスが「ASIO(Projects9k)」 「ASIO4ALL v2」が選択でき更に音質がアップしました。
     ベースたっぷりのJazzが楽しめますし、クラシックも格調高いサウンドが楽しめます。
     ブルーノート US THREE ではジョージ・タッカーのベースの凄さが伝わるサウンドが堪能できます。
     このHD-S1を経由すると俄然ベースが冴え渡り、「ジャズはやっぱりベースが命じゃないかな。」と再認識させてくれます。
    残念ながら、私の場合foobar2000ではASIO4ALL設定はできませんでした。

    2.有料ソフトの24Bit/94kHz.wmaサウンド、24Bit/94kHz.WAVサウンド24Bit/192kHz.WAVサウンドの購入と聴き比べ
      
     (1)ONKYO 24Bit/94kHz.wmaサウンド
    今、一番知られている高音質音源だと思います。ボーカルとしてイルカの「なごり雪」ケイマルのトランペット曲を入手しました。
       著作権保護技術(DRM)が組み込まれているため、ダウンロードを行ったパソコン以外での再生はできませんから、
       パソコンを買い換えたらそのデータは使えません。1回だけCDに落とすことは出来ましたが、当然グレードも落ちます。
    一番困ったのはWMP以外の上記の音の良い音楽プレーヤーも使用制限がかかります。ここまで制限を受けるとは予想外でした。
       WMPで再生する24Bit/94kHz.wmaサウンドも魅力的でしたが、残念ながら積極的に導入する気持ちになれませんでした。

     (2)KRIPTON HQM 高品位音楽データ(DVD-ROMパッケージ版)24bit/96kHz,24bit/192kHz.WAV
    FLACでのインターネット配信もありますが、無圧縮のWAV音源はパーケージで販売されています。
       クラシック中心でまだ品揃えも少ないですが、何の制限もなく音楽を楽しめました。申し分ありません。
       ハイドンを中心に3枚購入しましたが、どれも高音質でのびのびした音楽を堪能できました。 
       DAコンバーターのフルスペック24bit/192kHzが再生出来た時は年甲斐もなく感動しました。
       どうせ高音質音源に取り組むのであれば、無圧縮のWAV音源に拘りたいと思った次第です。
       インターネットで試聴も出来ますから、じっくり判断して購入すれば良いと思います。

     その他、購入はしていないですが、
     (3)赤坂工芸音研 スペシャルマスターシリーズ 24bit/96kHz CD-R盤 
      音はマスターから一枚一枚直接CD-R盤に書き込むそうで相当音は良さそうです。価格も相応にいいです。
     (4)Linn Records    
    高音質音源の配信を手広く手掛けています。カード決済になりそうです。
      24bit/192kHz音源まで配信してくれますが、WAVではなくFLACかWMAでの配信しか見当たりませんでした。
      個人的には折角の高音質音源なので、無圧縮wavでの配信を期待したいです。

    24Bit/94kHz.WAV音源を公開して戴いたお陰で、私のUSBオーディオ環境を 色々と模索し、やっと自分なりに納得出来る環境が整いました。
    今回そんなチャレンジする機会を与えて戴いたスガラボットさんには心より御礼申し上げます。
    今後、私はKRIPTON HQM 高品位音楽データの購入継続と赤坂工芸音研 スペシャルマスターシリーズの購入と
    高音質CDからのリッピングで音楽ソフトの充実を図りながら、
    USB3.0対応の機器(D/Aコンバーター,AVアンプ,ノートパソコンなど)が充実するのを待つつもりです。
    USBオーディオやD/Aコンバーターの場合、ジッターレス伝送も当然重要ですが、
    MJ4月号には新しい試みとして、フェーズテックのD/AコンバーターHD-7Aが紹介され、ジッターレス伝送以外に
    k2プロセッサー搭載で16ビットデータをアップサンプリングしてCD音源の帯域拡張とビット拡張が可能な技術が紹介されています。
    16Bit/44,1khzに閉じ込められたCD音源を擬似的とはなるかも知れませんが、帯域拡張とビット拡張して再生するサウンドには興味が湧きます。
    今後はこれらの技術追求も加速するではないかと思いますし、楽しみにしています。
    またまた、駄文・長文となりました。
    以上で私のファイナルレスとします。有り難うございました。


    No.6: Re: M2TECH hiFace について   [No.5への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/03/05 20:47
    名前: カフェデTakeFive ID:MF5sBsDo

    スガラボットさん
    詳しい解説を有り難うございました。
    24bit/96kHz.WAVサウンドの公開事情が飲み込めました。
    これ以上の公開は望みません。
    名バイオリニストの旦那様とは知りませんでした。
    生演奏を身近で聴ける環境が私にはとても羨ましく思います。
    Eletctart さんの USB Audio 基板 を利用して、
    お持ちの金田式No.196DAC (ElectrArt さんの SDRAM_DAI 改造版)に対応される計画がうまくいけばいいですね。
    私もEletctart さんの USB Audio 基板紹介記事を早速拝見しました。
    DSDも含めて記録再生まで行えて、しかも安価なのにはびっくりしました。
    販売開始当日僅か数時間で売り切れるのも納得です。
    ただ、私には組立済基板とは云え、技術的なハードルが高すぎて当面は見合わせる事とします。
    ご紹介戴いた事は嬉しく思っていますし、更に夢が拡がりとても参考になりました。

    さて、前回私のシステム変遷をお知らせしましたが、
    M2TECH hiFaceがオールマイティーで優れている事は確かですが、
    音質面から云えば、明らかにONKYOのDIGITAL MEDIA TRANSPORT HD-S1の方が私は上だと思います。
    正確には音源には最近増えてきたSHM-CDを用い、
    またHD-S1の電源ユニットにはAY電子のND-S1(オンキョー)専用電源“アナログ電源”を使用します。
    電源ユニットを同梱のONKYO SW電源からAY電子製に交換しただけでも数段しベルアップしました。
    何と表現したらいいのか芳醇なサウンドでアナログ的になったとでも言いましょうか。
    何時までも音楽を聴き続けたい思いにさせてくれます。
    それとSHM-CDは確かに音が抜きん出ており、往年の名盤をSHM-CDで無圧縮16Bit/44.1KHz.WAVでリッピングして聴き直しています。
    従来のCD音源にもやり残した事がまだまだ多くあるのではないか、そんな気がします。
    今の私「iPodオヤジ」にはこれで充分だとさえ思えてきます。
    実はHD-S1では3種類の音が楽しめます。
    16Bit/44.1KHz.WAVの場合ですと、
    1.PCレスでiPod再生+HD-S1出力(48KHzサンプリング)
     これが一番いい音がします。抜きん出ています。
     44.1KHzを48KHzにアップサンプリングしてしまう事に対して異論もあるようですが、出てくる音が全てです。
    2.PCでiTunes再生+音楽データはHD-S1を介しiPodより取り込む。HD-S1出力(44.1KHzサンプリング)
     iTunes側のオプションでiPodとの同期を外し、「音楽とビデオを手動で管理」にした場合にのみ選択できます。
     3.よりアナログ的で私は3.よりは気に入っています。
    3.PCでiTunes再生+音楽データはPC内部iTunesより取り込む。HD-S1出力(44.1KHzサンプリング) 
     これら皆、音が違います。勿論iPodの音質コントロールはフラットでの比較です。
     私も信じられず、1KHzテスト信号を記録してレベル比較もしましたが結果は皆同じです。
     でも、何故か音はトンコントロールが効いているかの様に皆違って聴こえます。

    ONKYOのUSB DIGITAL AUDIO PROCESSOR SE-U33GX+はD/Aコンバーター内蔵でC/P抜群ですし、
    M2TECH hiFaceはオールマイティーで概ね全てに優れているのですが、
    もし、この2機種も外部電源対応になれば音質評価は更に変わってくるのではないかと私は思います。
    個人的にも電源部だけであれば「自分だけの音」にも挑戦しやすくなりますし、そんな商品展開を期待したいです。
    今はその時々の気分とソフトの内容で好きなシステムに変えて音楽を聴き楽しんでいます。

    >PLL ジッタフリーはデジタルオーディオにとって重要な品質向上要素だと思います。
    >この意味で本質的にこれが実現できる PC オーディオは 通常の DISC プレーヤに比べてこれから益々発展していくのではないでしょうか。

    USBオーディオが今後のどのような進歩を遂げるのか、
    iPodがその中でどう変化していくかは自称「iPodオヤジ」には大変興味があります。
    少なくとも、ご指摘のようにDISC プレーヤに頼る時代は去るのかも知れませんね。

    また、Eletctart さんの USB Audio 基板の事、導入経過等お知らせ下さい。
    楽しみにしています。

    No.5: M2TECH hiFace について   [No.3への返信]     レスする ←引用して返信
    日時: 2010/03/02 11:48
    名前: スガラボット◆60qPJWJ4hA ID:MWw2QeUc メールを送信する
    参照: http://vmorita.com/bbs/audio/forum.shtml

    カフェデTakeFive さん、こんにちは。 スガラボットです。 ようこそ Audio Patio においで下さいました。

    随分詳しくカフェデTakeFive さんの環境をご紹介頂いて有り難うございます。

    > やっと、最近になって納得のいく24bit/96kHz.WAVサウンドが再生できる環境が整い、
    > 改めてお二人の演奏を楽しんでいます。
    > 記録状態もいいですが、演奏されているお二人の息もぴったりでなかなか楽しめる良い演奏だと感じました。
    楽しんで頂いているようで何よりです。僕も音源をアップした甲斐があるというものです。

    > 快く快諾戴いた演奏者バイオリン 守田千惠子さん、ピアノ 岡本ひとみさんのお二人にも宜しくお伝え下さい。
    お言葉は有り難いのですが、バイオリンは僕のカミさんで実はネットに公開していることは内緒なんです…。 あまり拡がるようだと降ろさなければならなくなるので。

    > 3.M2TECH hiFace
    >  そんな打開策として、MJ3月号にM2TECH hiFaceの紹介記事が掲載されました。 
    僕はMJに紹介される前にこの1月、僕もよく利用させて頂いている 「クラシック録音Q&A」H2TECH HiFaceについて というスレッドで知り購入したのですが、そこにも投稿したように僕の金田式No.196DAC ElectrArt さんの SDRAM_DAI 改造版では、HiFace からの出力にクロック速度が合わず未だに使用できていません。 これはリンクされている記事の一番最後にあるように HiFace からの出力信号が 2006年の S/PDIF の最新規格に準拠していないためのようです。 M2TECH のサポートにメールを出して確認したのですが、バージョンアップ要望のリストには入れておくという返事でいつのことになるのやら…。改造 DAC を金田式のオリジナルに戻すか、ElectrArt さんの改造版でも手動設定スイッチを増設すれば OK だと思いますがまだ手付かずの状態です。

    HiFace を待たず、同じ Eletctart さんの USB Audio 基板 を利用しようと思っていますが、エレアトさんのホームページでの頒布は月に一回ほどアナウンスされる基板リリース記事が記載されるとわずか数時間ほどで売り切れになってしまうので中々タイミングが合わないで発注できていません。

    このエレアトさんの USB Audio 基板は Windows の OS から USB に転送するのに 通常オーディオで使用される アイソクロナスモードではなくバルクモードで転送されるため、SDRAM_DAI の場合と同じように基本的に PLL によるジッタフリーが保証されるスグレものです。 多分 HiFace も同様に 44.1kHz/96kHz などのクロックは PLL ではなく、クロック直接発振だと思いますのでこれが一つ音がよいと言われる原因ではないかと思っています。

    PLL ジッタフリーはデジタルオーディオにとって重要な品質向上要素だと思います。 この意味で本質的にこれが実現できる PC オーディオは 通常の DISC プレーヤに比べてこれから益々発展していくのではないでしょうか。

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